さすがにおでこならともかく、鼻の強打は痛いのですが…。
「玲くん!止まるならゆっくり止まってよ!次やったら玲くんの制服に鼻血ぶちまけるからね!」
まだ地味に痛む鼻を押さえながら、少し涙目で私の怒りを訴える。
「あ、ごめん。止まるつもり無かったから急ブレーキ気味になっちゃった。大丈夫?」
後ろを振り向いて心配そうにのぞき込んでくる。
これはこれで、反応に困ると言いますか…
「う、うん。大丈夫だよ。私の方こそごめんね」
「クスッ、何でのんちゃんが謝るの?怒ってたんじゃなかったの?」
「お!怒ってたけど…そんな申し訳なさそうに言われると逆にこっちが申し訳なるっていうか…」
「ははっ、なんだよそれ。まぁ、許してくれるんならよかった。とりあえず、止まったままチャリ支えるのきついから降りてもらってもいい?」

