「クスッ…変態。てか、無意識ってことは、やっぱりさっき電車の風でのんちゃんからした匂いってシャンプーなんだ?なんかいいね、そういうの」
「はへ?無意識?私ってシャンプーの匂いするの?」
いわゆるJKの匂いってやつだろうか?
いや、待てよ。
JKの匂いってなんだ?
そもそも、シャンプーなんていつもお母さんが買ってくるのを勝手に使ってるだけだから、何を使ってるのかすら知らない。
「しーらない。どうせ、何使ってるのか自分でも知らないんでしょ?」
「な、なんで…」
知ってるの?と言いかけたのをおさえる。
チっ、こんなことなら昨日お風呂に入った時に覚えておくんだった。
「もう、のんちゃんがとぼけ過ぎなのは分かったから、ちゃんと掴まってって。出発進行!」
「お、おわっ!?」

