「ほーら、早く」
「うん?」
自転車の後ろに乗れってことだよね?
なんて自己解釈をしつつ自転車の後にまたがる。
「ぶはっ、ちょっとは躊躇しようよ。女の子らしく横向きに座るとかさ。忘れてるかも知んないけど俺も一応、男だよ?」
あはは、と肩を震わせながら面白そうに笑う玲くん。
「わ、わかってるよ!それに、普段は横向きに座るよ?今日はまたがる気分だったの!」
「ははっ…ど、どんな気分だよそれ。今更撤回しても遅いつの。けど、こっちのが漕ぎやすいし俺的には楽だけどね」
「で、でしょー?そうだと思ってこうやって乗ったんだよー」
「フッ、はいはい。分かったから、二人乗り捕まると大変なことになるからガンダするよ?しっかり掴まってないと、落ちちゃうからねー」
「え!う、うん」

