足をぶらぶらさせながら考えていると、膨らんでいる私のほっぺにプニっと指が触れた。
「クスッ...怒ってんの?」
「うん。すごく怒ってるよ。女の子を放ったらかしにするから『腹黒王子』なんてあだ名つけられるんだよ」
「そんなあだ名聞いたことないけど。ごめん、ごめん。面白かったから放っておいた」
「...全然面白くなんかないよ。私は...「可愛いね」
もごもごと愚痴る私の言葉にかぶせて玲くんが、さらっと微笑みながら言う。
「はい?今なんと」
「だから、可愛いねって。俺そういう服装好きだよ。のんちゃん、どーせパジャマで来るんだろうなーって思ってたからびっくりした」
失礼な!いくら私でも、外に出る時くらい着替えるよ!
まぁ、行こうかな、とは考えてみたけども…。
そう思う気持ちを抑えながら、玲くんに首をかしげていう。

