「...星城学園の中等部だったよ」
あまりにもサラって答えるから、多分みんな気づいてない。
でも、今のほんの少しの沈黙には、何かが隠されてる気がした。
「星城ってこの星城っすか?すげぇ…え、ってことはここのバスケ部だったんすか?もしかして背番号4番とか5番でした?」
「あ、うん。4番だったよ」
「まじっすか?こんな所で会えると思ってなかったです。まさか琉李先輩が俺の憧れの人だったなんて…」
「ありがとう。背番号5番だった人にも伝えておくね。多分喜ぶと思うよ」
「はい!お願いします!」
「あらまぁ、そうだったの?あそこ偏差値高いんでしょ?すごいわね!でも、なんで秀明高校(今の高校)に?確か星城学園ってエスカレーター式よね?」
お、お母さんなんてこと聞いてるの!?
と、ドアを開けようと再び手に力を入れた時、結城くんの返答が聞こえた。

