「その前に…どーぞ、ここ座ってください。...ちょっと、希望どいて。邪魔」
人の話も聞かず、私はソファーの端に追いやられると、湊は自分の横に結城くんを座らせた。
「この問題、教えて欲しいんすけど」
いきなり!?
いくら何でも突然すぎる!
相当嫌だったのか、結城くんは問題集を見てすぐに目をそらした。
「結城くん、そんなのやらなくても...「いいよ、このくらい。受験勉強で大変な時にお邪魔しちゃった上に服も借してもらったわけだし」
結城くん、そんなに優しいといつか損しますよ。
それ、見るからにめんどくさい問題ですよね?
「まじっすか?ありがとうございます!」
「星城学園...行くの?」
「あ、問題だけでよく分かりましたね。俺、高校でもバスケ部入ろうと思ってるんすけど、星城って私立なんで中等部からあるじゃないすか?」

