「自分でいうか普通。てか、友達に聞いても分かんねーっていうから仕方なく頼りに来たんだろ!」
「その問題は入試には出ない。よし、私が断言しよう。これでいいでしょ?早く二階に戻って」
「嫌だね。希望が分からないなら、今来てる友達に聞くし」
「なんで知って...」
「ん?LINEで服借りるって言われたから。奈々ちゃんからさっき聞いたよ。希望が学年47位だったって。それ、今来てる友達に教えてもらったんじゃないの?」
なんたる推理力。
恐るべし弟。
「まさか、最初からそれが目的で...。ダメダメダメ!結城くんに勉強聞いちゃ!」
戻って!と湊を押すがビクともしない。
そんなことをしている間に、ガチャ...と扉が開き結城くんが入ってきた。
「お風呂、ありがとう。あ......お邪魔してます」
一瞬驚いた顔をしたけど、すぐにいつもポーカーフェイスに戻った結城くん。

