心配してくれたのかな?
なんて、自惚れてもいいですか?
ていうか、もう自惚れてます。
脱衣場に入っていった結城くんを見届け、言われた通り湿布を貼ってリビングで結城くんが来るのを待つ。
雨に濡れた結城くん、かっこよかったなぁ。
あー...写真とっておけばよかった。
「なぁ、希望」
あ、でも今でも間に合うよね?
「希望ー、聞こえねーの?」
そうだ!お風呂から出てきたら連写しよーっと!
テーブルにおいてあるスマホをとろうとした時、後ろからなにものかにチョップを放たれた。
「あたっ...!?」
「おいってば。何妄想してんだよ!さっきから呼んでんだけど」
「あっ、湊(みなと)。って、なにすんのよ!バカになったらどうするの!」
「そんな心配いらねーだろ。もう手遅れ」

