「結城くん、着替え置いておいたから勝手に着てね!」
弟のだけど、身長も年もそんなに変わらないから多分着れると思う。
大事なことだから二回言うけど、お父さんのなんてダサくて、結城くんに着て欲しくないもんね!
「うん、ありがとう。っていうか、クスッ...早すぎ。そんな急がなくても良かったのに。床、濡れちゃうけど上がっていいの?」
「え?いいよいいよ!どうせ私がもう濡らしちゃってるし。あ、お風呂あっちだよ!私、そこのリビングにいるね!」
大きくに指を指しながら説明する。
「うん、分かった」
「ごゆっくり!」
結城くんは私と違って、几帳面に靴を揃えて脱ぐと、濡れた髪の毛を気にしながらスタスタと私の横を通り過ぎた。
そして、ドアの前で立ち止まったかと思うと、突然振り返った。
「あ、ちゃんと湿布貼っておくんだよ」
「うん!」

