だけど、追いかけてきてくれたのは私のためだよね?
そう思ってもいいよね?
「ぐへへ...」
「なにそのにやけ方。気持ち悪いからやめなよ。...っていうか、よく転ぶよね。今日2回目じゃん。ほら、立てる?」
「あ、あああありがとうございます」
差し伸べてくれた結城くんの手につかまる。
差し伸べてくれたのは何回目だろう?
結城くんの力強いけど優しい引き寄せ方が好き。
そんなことを考えながら足に力を入れた瞬間、足首に痛みが走った。
「...っ!?」
「足、痛いの?」
立てずにしゃがんで足首を押さえる私に、再び視線を合わせるためにしゃがんでくれる結城くん。

