そして...読み終わったかな?と思った頃、私はスマホをポケットにしまった。
そして...結城くん、今日はありがとう!
そんな気持ちを込めて、満面の笑みで結城くんに一礼すると、雨の中を構わず走り出した。
「え...ちょっ」
後ろからそんな声が聞こえるけど、もちろん止まらない。
止まったりなんかしたら、電話中に飛び出した意味無いもん!
結城くんなら、私をほったらかして帰ったりなんてしない...
なら、私が結城くんをほったらかしにすればいいじゃないか。
そうすれば、諦めて友達のところへ行くだろう、という作戦だ。
名付けて、"結城くんを遊びに行かせろ大作戦"
我ながら冴えていると思う。
だがしかし、ショッピングモールを出て200mくらい走ったところで、作戦にはない想定外のことが起きた。
「......おわっ!?」

