雨かぁ...。
かさ持ってないよ。
見た感じ、多分結城くんも同じ。
1度中に入って傘買った方がいいよね?
なんて考えていると...突然、着信音がなった。
私のじゃない...
となると...
「結城くん出ないの?」
なり続ける電話に一向に出ようとしない結城くん。
「うん、後でかければいいよ」
気を使ってくれてるなら、逆に申し訳ない。
「全然出ていいよ?急用かも知れないし!」
ブンブン手を振って、大丈夫だからとアピールする。
しつこく説得すること数十秒、諦めたのか通話ボタンをようやく押してくれた。
「もしもし...なに?」
「どこって...学校の近くのショッピングモール」
「え...今から?雨降ってるのに?...あー、うん。体育館?」

