「ありがとう。ねぇ、キミちっちゃくて可愛いね」
「はい?」
可愛い?身長が?
失礼な!
初対面でチビとでも言うのかキミらは。
「すげぇ可愛い。俺らやっぱ道わかんねぇから連れてってくんね?」
「いや、だから今忙しくて...」
と、反論しているにも関わらず、掴まれてる腕を引っ張られる。
「嘘だ。暇そうにしてたの知ってるよ?」
「暇そうとかじゃなくてあれは......おわっ!?」
"結城くんを観察してたんです"という前に、知らない男の子達に掴まれてない方の腕が何者かに引っ張られた。
そして、ビックリしてるひまもなく、フワッといい香りに包まれた。
「希望...やっと見つけた」
ギュッと優しく私を抱きしめる腕。

