「クスッ...ごめん、嘘...。ちょっといじめてみた」
私の反応が面白かったのか、クスクスと笑う結城くんから目が離せない。
反則だよ...。
ずるいよ...。
そんな笑顔見せられたら、簡単に許しちゃうよ。
「...すき」
「え?」
「すき、大好き!」
「うん...。どうしてそうなるのか分からないけど」
何の音もないまま少しの沈黙続いた後、「じゃ俺、そろそろ昼休み終わるから戻るね」と、私に背中を向けると歩き出してしまった。
それを見て、解答用紙を持ち急いで追いかける。
「あ、待って!私も......わっ、しょい!?」
が...、日頃の運動不足か足がもつれて前に転んでしまった。
いてて...。
ダサい...ダサすぎだよ。
最悪...。
ってか、わっしょいってなんだよ!
もっと"キャー"とか"わぁ"とか、どうせならもっと可愛い悲鳴をあげかった。
「...橘?」

