帰ってきた言葉は、耳を疑う様なこたえで...。



やだって言われると思ってたから、余計に嬉しく感じる。



やばい、にやける顔が抑えられない。



「ほんとに?約束だよ?」



「うん、勝てたらね。だから頑張って」



適当で興味なさげに言う結城くんが、なんでOKしてくれたのか全然分からないけど、そんなのどうでもいい。



総合順位では、50位以内に入らなきゃ絶対に勝てない。



だから、1教科でも勝てればいいんだ!



最初は赤点を免れることが目標だったけど、今は違う。



もっともっと、結城くんのことが知りたいと思った。



結城くんとのデートのため...



初めて教えてくれたタイプに近づけるために、私頑張るね!