じいさんはリストの皺を伸ばして上から順番に確認していく。
そしてリストの最期にチェックされてないものを見つけると険しい顔をして俺を睨む。
「まだ一人残ってるじゃないか! プレゼントは……プッ、HO,HO,HO!」
「こんなのリストに入れる方が間違ってるだろ!」
腹を揺らして笑いだすじいさんを今度は俺が睨みつけた。
じいさんは、ひとしきり笑うと髭を撫でながら探るように俺を見る。
「笑顔を贈れないプレゼントはリストに入れない決まりだ。これは、笑顔を見ることはできないのかい?」
「それは……わかんねえよ……」
いつも行くとビービ―泣いてる小さな女の子。ソリに乗せたら輝くような笑顔を見せて喜んだ。
それが、いつしか少女になってもう大人の女性になろうとしている。
――もしも俺の姿が見えなくなっていたら?
泣いて俺の名前を呼ぶ彼女に触れることも慰めて笑顔にすることも出来ない。
