虹色研究部 - ニジケン -



――――項垂れる私を監視する様に、廊下からジッと見つめている深町先輩。

廊下を通る生徒達も、彼の凄まじい気迫に圧倒されて、皆距離を取っていた。


「毎日来て乃季を待ってるけど、いつまで続くの?」


トミーは呆れ気味に、廊下で仁王立ちする深町先輩を指差す。


「私が風紀委員に入るって言うまでじゃないかな……」


「なら部活と委員会って別なんだし、両方入っちゃえば?」


「ダメだよ。ニジケンと風紀委員は真逆の思想を持って活動をしてるんだもん。風紀委員はニジケンを取り締まってる様なもんだし」


「だったら風紀委員に入れば? どう考えてもそっちの方がまともでしょ」


彼女はここぞとばかりに力強くそう言った。
確信を帯びた意志の強い目が、グッと私を見つめる。