虹色研究部 - ニジケン -

「盗聴器? い、嫌に決まってるじゃないですか! こんなのいりませんよー!」


「あき。その音声私にも入る様にしてよー」


なぜか手をこまねいておねだりを始める和田先輩。


「和田先輩まで! 付けませんから!」


結局その豆型盗聴器は滝口先輩に返して、クリーム塗れになった顔を校庭の水道で、半泣きで洗った。


洗い終わって顔を上げると、私の後ろにはクリーム塗れになった生徒達の大行列が出来ていた。


ニジケンに入る事を決めたのは、早まったのかもしれない。なんて頭に過ったのは私だけの秘密だ。


そして深町先輩の宣言通り、その次の日から私は、風紀委員長の本気を見る事になった。