「一体誰の巻き上げたの?」
「サッカー部のキャプテン石橋君が獲得してたから、彼からちょっとね」
「ちょっとね、じゃないわよ。あーあっ! 石橋に何したの?」
「……聞くのか? どうせロクでもない事だろ」
蘭先輩の言葉に、國枝先輩は声高らかに笑った。その声は、まるで悪い事を思いついた魔女の様。
「彼はイケメンのサッカー部キャプテン。ただでさえ大忙しなのに、更に自分で自分の首を絞めてるようだったからね。親切を少々」
「あー、なるほどね」
「何。蘭、わかったの?」
蘭先輩がハーッと長いため息を吐くと、呆れた様子で口を開いた。
「スキャンダルだろ。二股でもしてたか?」
「違うよ、彼は六股。だから彼の耳元で、六人全員の名前をフルネームで順番に囁いてあげたんだ。多いから忘れないようにね」
――やっぱりこの人、悪魔だ。
笑顔を浮かべてとんでもないことを言っている。
「そしたら黙ってカレーパンくれたんだよ」
「本当にあんたって人は!」
「持つべき物は秘密だね。あぁ、最高に美味しかったなぁ、秘密でまみれたカレーパン」
舌なめずりをし、何ともいやらしい笑い方をする國枝先輩。
……私の感動を返して欲しい。
「サッカー部のキャプテン石橋君が獲得してたから、彼からちょっとね」
「ちょっとね、じゃないわよ。あーあっ! 石橋に何したの?」
「……聞くのか? どうせロクでもない事だろ」
蘭先輩の言葉に、國枝先輩は声高らかに笑った。その声は、まるで悪い事を思いついた魔女の様。
「彼はイケメンのサッカー部キャプテン。ただでさえ大忙しなのに、更に自分で自分の首を絞めてるようだったからね。親切を少々」
「あー、なるほどね」
「何。蘭、わかったの?」
蘭先輩がハーッと長いため息を吐くと、呆れた様子で口を開いた。
「スキャンダルだろ。二股でもしてたか?」
「違うよ、彼は六股。だから彼の耳元で、六人全員の名前をフルネームで順番に囁いてあげたんだ。多いから忘れないようにね」
――やっぱりこの人、悪魔だ。
笑顔を浮かべてとんでもないことを言っている。
「そしたら黙ってカレーパンくれたんだよ」
「本当にあんたって人は!」
「持つべき物は秘密だね。あぁ、最高に美味しかったなぁ、秘密でまみれたカレーパン」
舌なめずりをし、何ともいやらしい笑い方をする國枝先輩。
……私の感動を返して欲しい。
