虹色研究部 - ニジケン -

「ごめんね乃季ちゃん!  来てくれたのが嬉しくって、つい!」


「いえっ。大丈夫です」


私の言葉に、ホッとした表情を浮かべる和田先輩。

声の主、蘭先輩の姿が見えないと思っていたら、またソファーに寝転んでいた。


「お、おはようございます」


「おう。何だそれ」


蘭先輩の視線の先には、私が持ってきたイチゴオーレのパックが転がっていた。
今の衝撃で床に落としてしまったらしい。


「今日のお昼に國枝先輩にカレーパンをいただいたので、せめてものお返しにと」


「カレーパン! 乃季ちゃんももらったのね!」


和田先輩が嬉しそうに復唱する。