虹色研究部 - ニジケン -

トミーは顔を歪ませていかにも嫌そうな顔をすると、咥えていたお箸をグサっと唐揚げに突き刺す。

そしていそいそと國枝先輩との間を空けると、再びお弁当を食べ始めた。

私はその光景に苦笑い。持っていたイチゴオーレを一口飲み込む。


「どうだ? ニジケンってだけで誰も関わってくれないだろ?」


「はい。避けられてるみたいです」


「だよな。でも親友Aは居てくれるんだね」


「ちょっと、昨日から親友Aって! 私ちゃんと富田って名乗りましたよね?」


「そっか。なら親友T、ありがとう」


國枝先輩はなぜか渋い顔をして微笑むと、トミーに握手を求めた。