「考えが甘かった……」
「乃季、大丈夫? はい、イチゴオーレ」
お昼休み。
せめてお弁当は気持ち良く食べたいと、居心地の悪い教室から出て中庭のベンチで項垂れていた私に、トミーが冷たいパックのイチゴオーレを差し出してくれる。
「ありがとうトミー。休み時間とか体育の授業になると、明らかに避けられてるって実感するねー」
午前の体育の授業中、二人一組で準備体操をする際に、私と組んだ女の子は明らかに動揺していた。
何だか私が申し訳なくなってしまうほどに。
「よいしょっと」
私の隣に座ったトミーは、普通より大きめの二段の弁当箱を膝の上に広げる。
