虹色研究部 - ニジケン -

「あのメガネの先輩以外は元々知り合いで、ここに転校して来る様にサポートをしたのも部長なんだって」


【俺と蘭と紀香は小学校から一緒なんだ】
昨日の國枝先輩の言葉を思い出す。


「多分、昨日部活に入った子達は先輩にこの話をされて、『ニジケンには関わるな』って言われたんだと思う」


だから急にクラスの皆までよそよそしくなったんだ。
ニジケンに対する警戒は、この学校の暗黙のルールになってるんだろうな。


「野田さん、教えてくれてありがとう」


「ううん。ごめんね、竹内さんからしたら嫌な話だったかもしれないのに」


シュンとした野田さんは、私を見つめて眉を下げる。