虹色研究部 - ニジケン -

「シックス、センス……」


聞き覚えのあるその単語に、私の頭の中を記憶が駆け巡る。


『さぁ行こうか乃季。俺のシックスセンスがお前だと言っている!!』

『乃季は俺のシックスセンスのもとに、ニジケンに入る運命だったんだ』


――脳天からつま先まで、全身の血流がぶわっと熱を帯びた。


「乃季ー!」


背後から私を呼ぶ國枝先輩の声がして、驚いた私はその紙をぐしゃっと握り締めてしまった。


「くっ、國枝先輩、あのっ、これ……!」


震える手を押さえながら立ち上がり、振り返った。

その瞬間、パンッ!という音ともに、顔面に痛いぐらいの衝撃が走る。私は一瞬で視界を奪われた。


「ははははー! また引っかかったー!」


ヌメッとした感触に襲われ、生ぬるいクリームパイは私の顔からボトッと落ちる。

クリームを拭った先に見えた彼は、バズーカ砲を担いだまま、私を指差して大爆笑をしていた。