虹色研究部 - ニジケン -

「諦めろ。どうせこいつ等、言う事なんて聞かねぇから」


既に諦めて両手を上げていた蘭先輩は、チラッと扉の方へ視線を流した。


「こ、こいつ等って、まさか!」


扉の横のすりガラスには、見慣れた二つの人影が映っていた。


「さすがだね、蘭。紀香とあきー! バレてたみたーい」


國枝先輩が言い終わると同時に、バンッ!と勢い良く扉が開かれた。


「乃季ちゃーん! 会いたかったわー!」


「いやぁ、やっぱりここが一番落ち着きますね」


飛び込んできた和田先輩と滝口先輩。

彼等も当然であるかの様に、高校の制服に身を包んでいた。