虹色研究部 - ニジケン -

【まずは皆さん、卒業おめでとうございます。この三年間色々ありましたが、ついにこの学校ともお別れですね。そんな皆さんに、僕から卒業を祝したプレゼントをご用意しています!】


校庭に居る全員が、スピーカーを凝視して固まった。

今から一体何が起こるのか、皆緊張して顔を強張らせている。


【それでは、校庭の右隅にご注目!!】


皆の視線が一斉に移った。

すると、そこに生えている一本の木に、青いビニールシートが掛けられている事に気付く。


【皆さんご覧になってますね? それではオープンしましょう!】


目を凝らしてよく見ると、木の根元には國枝先輩本人が立っていた。


「放送室に居たんじゃ……!?」


「録音を流してたみたいだな」


蘭先輩は呆れた様に笑う。

私は改めて、國枝先輩の周到さに驚かされた。