「やはり國枝か!! 卒業式で好き放題しておいて、これ以上何をする気なんだ!?」
深町先輩はジワジワと怒りを露わにする。彼の長い黒髪が今にも逆立ちそうだ。
「國枝先輩は何をするつもりなんでしょうか?」
私の問い掛けに、無表情で思案した蘭先輩は、突然「プッ」と吹き出した。
そして口元に手を当てると、珍しく声を上げてゲラゲラと笑う。
「……ら、蘭先輩?」
普段からは考えられない姿に、逆に心配になって彼の顔を覗き込むと、「ゴホン」と笑いを堪える様に咳払いをする。
そして左手に持っていた花束で、スピーカーを真っ直ぐに指した。
「ニジケン、部長の最後の大仕事だ。しっかり見とけよ」
そう言った蘭先輩は、ニッと歯を見せて大袈裟に笑った。
彼のこんなにも楽しそうな笑顔を見るのは初めてだ。高揚で胸が熱くなっていく。
深町先輩はジワジワと怒りを露わにする。彼の長い黒髪が今にも逆立ちそうだ。
「國枝先輩は何をするつもりなんでしょうか?」
私の問い掛けに、無表情で思案した蘭先輩は、突然「プッ」と吹き出した。
そして口元に手を当てると、珍しく声を上げてゲラゲラと笑う。
「……ら、蘭先輩?」
普段からは考えられない姿に、逆に心配になって彼の顔を覗き込むと、「ゴホン」と笑いを堪える様に咳払いをする。
そして左手に持っていた花束で、スピーカーを真っ直ぐに指した。
「ニジケン、部長の最後の大仕事だ。しっかり見とけよ」
そう言った蘭先輩は、ニッと歯を見せて大袈裟に笑った。
彼のこんなにも楽しそうな笑顔を見るのは初めてだ。高揚で胸が熱くなっていく。
