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「あー、やっぱり……」
柔らかい風が頬を流れる様に撫でた。
ふわりと梅の甘酸っぱい香りが舞い、侘びしい心を燻られる。
その香りが、今日の卒業式の雰囲気を助長していた。
それなのに……。
「一体何したんだろうな、あいつ等」
私と蘭先輩は肩を並べて、部室の窓から体育館を眺めていた。
三年間の集大成とも言える卒業式。
普通は涙する者や、笑顔を浮かべる者で溢れるベントのはずだ。
しかしいざ式が終わると、体育館から出てくる卒業生達は、皆酷く肩を落としていた。
「きっととんでもない事をしたんでしょうね。聞くのも怖いですよ……」
先輩達のところへ向かおうと、私は風を押し切り窓を閉めた。
「あー、やっぱり……」
柔らかい風が頬を流れる様に撫でた。
ふわりと梅の甘酸っぱい香りが舞い、侘びしい心を燻られる。
その香りが、今日の卒業式の雰囲気を助長していた。
それなのに……。
「一体何したんだろうな、あいつ等」
私と蘭先輩は肩を並べて、部室の窓から体育館を眺めていた。
三年間の集大成とも言える卒業式。
普通は涙する者や、笑顔を浮かべる者で溢れるベントのはずだ。
しかしいざ式が終わると、体育館から出てくる卒業生達は、皆酷く肩を落としていた。
「きっととんでもない事をしたんでしょうね。聞くのも怖いですよ……」
先輩達のところへ向かおうと、私は風を押し切り窓を閉めた。
