「恐る恐る部長の手を握り返すと、部長は歯を見せてとても嬉しそうに笑ってくれました。『あき、これからよろしくね!』そう言ってくれた部長の手の温もりを、今でも確かに覚えています」
水っぽくなっていく滝口先輩の声が、プレハブ小屋に静かに響く。
「ずっと部長に言いたかった……。あの時僕を救ってくれた事、僕に居場所を作ってくれた事。感謝してもしきれない。あなたに出会えて、僕は本当によかった!!」
滝口先輩は勢い良く立ち上がると、パイプ椅子がガシャンと音を立てて倒れた。
机に額が付きそうなほど頭を深く下げた彼は、微かに震えている。
その光景に、目頭がグッと熱くなった。
「やめてよー、あき」
國枝先輩が滝口先輩の頭をコツンッと軽く殴る。
「わっ!」と驚いた声を上げた滝口先輩が中腰のまま頭をさすった。そして不思議そうに國枝先輩を見上げる。
「燈は罵られたり責められたりするのは大好きなクセに、褒められたり感謝されたりするのは昔から苦手よねー」
和田先輩はゲラゲラと笑ってからかう。
その姿をジトッと見た國枝先輩は、少し悔しそうに唇を結んだ。
水っぽくなっていく滝口先輩の声が、プレハブ小屋に静かに響く。
「ずっと部長に言いたかった……。あの時僕を救ってくれた事、僕に居場所を作ってくれた事。感謝してもしきれない。あなたに出会えて、僕は本当によかった!!」
滝口先輩は勢い良く立ち上がると、パイプ椅子がガシャンと音を立てて倒れた。
机に額が付きそうなほど頭を深く下げた彼は、微かに震えている。
その光景に、目頭がグッと熱くなった。
「やめてよー、あき」
國枝先輩が滝口先輩の頭をコツンッと軽く殴る。
「わっ!」と驚いた声を上げた滝口先輩が中腰のまま頭をさすった。そして不思議そうに國枝先輩を見上げる。
「燈は罵られたり責められたりするのは大好きなクセに、褒められたり感謝されたりするのは昔から苦手よねー」
和田先輩はゲラゲラと笑ってからかう。
その姿をジトッと見た國枝先輩は、少し悔しそうに唇を結んだ。
