虹色研究部 - ニジケン -

「えっ、嘘……」


「これは絶景だねー」


國枝先輩は、驚いている私の肩をポンッと叩くと、ご機嫌そうに鼻歌を歌い出す。


なんと私達の投票箱の前には、他を寄せ付けぬほどの、圧倒的な大行列が出来ていた。

よく見るとその列の中には、ニジケンの先輩達も並んでいる。私の視線に気付いた和田先輩が、両手を大きくこちらに振った。


「どうして先輩達が!?」


花火は今もなお、バンバンと打ち上げられているけれど、先輩達は確かにステージ前にいる。


「あーあれね、遠隔操作の仕掛け花火だよ。あきに開発してもらった機械で打ってるんだ」


そう言ってジャケットからリモコンを取り出した國枝先輩は、ニッとイタズラに笑いながら、怪しげな赤いボタンを押した。