「四組目は、石橋&渡辺ペアー! 二人はサッカー部のキャプテンとマネージャーという青春黄金カップルです! 愛のシュートは決まるのかー!?」
紹介された途端、石橋先輩ファンから黄色い歓声が上がった。
本人は、サラリと前髪を流してカッコつけている。
またあの人か……。
チラリと横を盗み見ると、私の視線に気付いた國枝先輩は、珍しく難しい表情を浮かべる。
「石橋君の彼女は校内一の美少女で大人気なんだよねー。手強いカップルだなぁ」
そう言われて、石橋先輩の隣に座る彼女をジッと見つめる。
サラサラの長い髪に、白く透き通る様な肌。くりっとした大きな目に、薄い薄紅色の唇。まさに絵に描いたような美少女だ。
途端に自信をなくした私は、しゅんと視線を落とす。
「まぁ、負ける気はミジンコの頭ほどもないけどね」
國枝先輩は俯く私の髪をそっと掬う。
その手を追って視線を上げると、彼は私の髪を唇に寄せて、フッと妖しく微笑んだ。
ドキッと胸が鳴るのと同時に、厚い雲間から陽が漏れて、私の視界を明るく照らす。
まるで天気までもが彼に味方をしているかの様に思えて、私は「頑張ります」とだけ呟いて、熱くなる顔を彼から逸らした。
紹介された途端、石橋先輩ファンから黄色い歓声が上がった。
本人は、サラリと前髪を流してカッコつけている。
またあの人か……。
チラリと横を盗み見ると、私の視線に気付いた國枝先輩は、珍しく難しい表情を浮かべる。
「石橋君の彼女は校内一の美少女で大人気なんだよねー。手強いカップルだなぁ」
そう言われて、石橋先輩の隣に座る彼女をジッと見つめる。
サラサラの長い髪に、白く透き通る様な肌。くりっとした大きな目に、薄い薄紅色の唇。まさに絵に描いたような美少女だ。
途端に自信をなくした私は、しゅんと視線を落とす。
「まぁ、負ける気はミジンコの頭ほどもないけどね」
國枝先輩は俯く私の髪をそっと掬う。
その手を追って視線を上げると、彼は私の髪を唇に寄せて、フッと妖しく微笑んだ。
ドキッと胸が鳴るのと同時に、厚い雲間から陽が漏れて、私の視界を明るく照らす。
まるで天気までもが彼に味方をしているかの様に思えて、私は「頑張ります」とだけ呟いて、熱くなる顔を彼から逸らした。
