「どっ、どうしよう。私、まだ蘭先輩に何も……」
「大丈夫よ。蘭は露骨にお祝いされるのは嫌いなの。だから乃季ちゃん、早くこれに着替えて! 中で着替えていいから」
和田先輩は満面の笑みで、白装束と長い黒髪のウィッグを私に差し出す。
誕生日のお祝いとまで聞いてしまったら、やるしかない。
「き、着替えて来ます!」
受け取った衣装を手に、入り口らしき黒いカーテンから恐る恐る中に入る。
するとヒヤッと冷たい風がどこからか吹いてきて、私は思わず身を強張らせた。
薄暗い空間には青白い照明が不規則にチカチカとしていて、とても短時間で作った簡易お化け屋敷とは思えない。
私は手早く着替えを済ませると、渡されたウィッグを被り、白い三角の飾り物を頭に付けて、お化け屋敷から飛び出した。
すると外には、まるでマンガやアニメから飛び出してきたかのような、完璧な姿ののっぺらぼうと、猫娘が立っていた。
「大丈夫よ。蘭は露骨にお祝いされるのは嫌いなの。だから乃季ちゃん、早くこれに着替えて! 中で着替えていいから」
和田先輩は満面の笑みで、白装束と長い黒髪のウィッグを私に差し出す。
誕生日のお祝いとまで聞いてしまったら、やるしかない。
「き、着替えて来ます!」
受け取った衣装を手に、入り口らしき黒いカーテンから恐る恐る中に入る。
するとヒヤッと冷たい風がどこからか吹いてきて、私は思わず身を強張らせた。
薄暗い空間には青白い照明が不規則にチカチカとしていて、とても短時間で作った簡易お化け屋敷とは思えない。
私は手早く着替えを済ませると、渡されたウィッグを被り、白い三角の飾り物を頭に付けて、お化け屋敷から飛び出した。
すると外には、まるでマンガやアニメから飛び出してきたかのような、完璧な姿ののっぺらぼうと、猫娘が立っていた。
