虹色研究部 - ニジケン -

「ど、どうしてお化け屋敷があるんですか?」


「作ったからに決まってるじゃない! さぁ、もうすぐ皆が来るから乃季ちゃんも早く準備して」


「皆って、誰が来るんですか!?」


「部長が理事長と蘭さんを連れて来ます」


「えっ!? 理事長とらヒィッ!!」


滝口先輩の方へ視線を向けると、そこにはのっぺらぼうが立っていた。

驚いた私は、一瞬で腰が抜けてドスンと尻餅をつく。


「乃季ちゃん、大丈夫!?」


和田先輩が手を貸してくれて、私はゆっくりと立ち上がる。


「失礼しました。お怪我はありませんか?」


のっぺらぼうのマスクを脱いだ滝口先輩は、真顔で私の顔を覗き込んだ。


「お、驚きましたけど、大丈夫です……」


「竹内さんの反応を見た感じでは、中々の効果がありそうですね。お化け屋敷の中も沢山の仕掛けで溢れてますし……」


再び片方の口角だけをニヤッと上げた滝口先輩。背中にゾッと悪寒を走るのを感じた。