虹色研究部 - ニジケン -

「もう! 國枝先輩っていつもどこか締まらないですよね」


「それが、ニジケン部長の役目なんだよ」


戯けた様にそう言った國枝先輩は、少し照れ臭そうに鼻の下を擦った。


「あと俺は、蘭がおじさんともう少し仲良くしてくれたら安心なんだけどなー」


「仲良く、ですか……」


彼はコクンと大きく頷く。


「あの二人昔は仲良かったからねー」


腕組みをしながら、クスッと笑う國枝先輩はどこか懐かしそうに語る。


「ある意味、仲良いようにも見えるんですが……」


「昔はもっと仲良かったんだよ。
でも何せ……おじさんの女癖が悪くてね。

蘭は結構潔癖だから、それがどうしても噛み合わないみたいで」


カラカラと足元で舞う落ち葉を、國枝先輩は一つ拾った。