「隠さなくてもいいのに、蘭は隠したがるんだよ。だから知っているのはニジケンの皆だけだよ」
理事長は「ねぇ、蘭?」と、頬杖を付きながら蘭先輩を見つめた。
「俺はこんな勝手な奴を親だとは思えない。暇さえあれば海外に行って女遊びばっかりしやがって!」
「仕方ないよ。私は三度の飯より女性が大好きだからね」
「息子に気持ち悪い事言ってんじゃねぇよ!」
蘭先輩は狂犬のように怒っているけれど、何となく理事長にペースに巻き込まれているような……。
「乃季、俺と飲み物でも買いに行こうか」
國枝先輩が唐突に、財布を持ってパイプ椅子から立ち上がった。
私は慌てて「はい!」と立ち上がるけれど、蘭先輩が去ろうとする國枝先輩のブレザーの裾をギュッと掴む。
「燈、この変態ジジイと二人にすんなよ」
「蘭も怒ったら喉乾いただろ? すぐに帰ってくるよ。おじさんはいつものコーヒーでいいですか?」
「あぁ、大丈夫だよ。すまないね燈君、ありがとう」
國枝先輩はニコリと笑って、部室を出て行ってしまった。
私は二人に「いってきます」と礼をして、彼の後を追う。
理事長は「ねぇ、蘭?」と、頬杖を付きながら蘭先輩を見つめた。
「俺はこんな勝手な奴を親だとは思えない。暇さえあれば海外に行って女遊びばっかりしやがって!」
「仕方ないよ。私は三度の飯より女性が大好きだからね」
「息子に気持ち悪い事言ってんじゃねぇよ!」
蘭先輩は狂犬のように怒っているけれど、何となく理事長にペースに巻き込まれているような……。
「乃季、俺と飲み物でも買いに行こうか」
國枝先輩が唐突に、財布を持ってパイプ椅子から立ち上がった。
私は慌てて「はい!」と立ち上がるけれど、蘭先輩が去ろうとする國枝先輩のブレザーの裾をギュッと掴む。
「燈、この変態ジジイと二人にすんなよ」
「蘭も怒ったら喉乾いただろ? すぐに帰ってくるよ。おじさんはいつものコーヒーでいいですか?」
「あぁ、大丈夫だよ。すまないね燈君、ありがとう」
國枝先輩はニコリと笑って、部室を出て行ってしまった。
私は二人に「いってきます」と礼をして、彼の後を追う。
