虹色研究部 - ニジケン -

「蘭から話す? それとも俺が話そうか?」


國枝先輩の提案に、蘭先輩は顔をしかめてジッと考え込んだ。


「何をそんな重大な秘密みたいに。あのね乃季ちゃん。私と蘭は、実の親子なんだよ」

「何ペロッと言ってくれてんだよ!」


蘭先輩はガタンッと勢いよく立ち上がり、額の青筋を更に増やした。

國枝先輩は、複雑そうに眉を下げて唇を結んでいる。


「……お、親子なんですか?」


私がそう呟くと、蘭先輩はビクッと動きを止める。


「そうだよ。私と蘭、本当にそっくりでしょ?」


理事長は笑顔で、自分と蘭先輩の顔を交互に指さした。

つい釣られて、二人の顔を交互に見比べる。


筋の通った高い鼻、吸い込まれそうな大きな黒目。

……言われてみれば、確かにそっくりだ。