「……蘭、先輩?」
小刻みに震える蘭先輩は、私の声もまるで聞こえていない様子で、唇をギュッと噛み締めた。
「新入生は初めまして、二、三年生はお久しぶり。まずは新入生の皆さん、入学式に出られなくて申し訳ありませんでした。私はこの学校の理事長兼校長の、星野 基(ほしの はじめ)です」
そう言って、男性はニッコリと笑ったまま、生徒達に向かってヒラヒラと手を振った。
「あの人、理事長だったんだね。てっきり変な人かと思ったのに」
トミーが複雑な面持ちで私に耳打ちすると、それを聞いた國枝先輩がグッと前のめりになる。
「乃季と親友T! 理事長のこと知ってるの!?」
「さっき廊下で会って、ほんの少し話したんです。でもまさか、理事長だったなんて。……あの、何かあるんですか?」
チラッと蘭先輩に視線を移すと、未だに呆然と壇上の一点を見つめている。
「……また部室でね。そしたら言わずもがなわかるから」
「は、はぁ」
苦笑いを浮かべる國枝先輩に、私はわけもわからずに頷くしかなかった。
小刻みに震える蘭先輩は、私の声もまるで聞こえていない様子で、唇をギュッと噛み締めた。
「新入生は初めまして、二、三年生はお久しぶり。まずは新入生の皆さん、入学式に出られなくて申し訳ありませんでした。私はこの学校の理事長兼校長の、星野 基(ほしの はじめ)です」
そう言って、男性はニッコリと笑ったまま、生徒達に向かってヒラヒラと手を振った。
「あの人、理事長だったんだね。てっきり変な人かと思ったのに」
トミーが複雑な面持ちで私に耳打ちすると、それを聞いた國枝先輩がグッと前のめりになる。
「乃季と親友T! 理事長のこと知ってるの!?」
「さっき廊下で会って、ほんの少し話したんです。でもまさか、理事長だったなんて。……あの、何かあるんですか?」
チラッと蘭先輩に視線を移すと、未だに呆然と壇上の一点を見つめている。
「……また部室でね。そしたら言わずもがなわかるから」
「は、はぁ」
苦笑いを浮かべる國枝先輩に、私はわけもわからずに頷くしかなかった。
