虹色研究部 - ニジケン -

「何だお前達! 何の用だ!」


私達の所までやってきた若い男性教諭は、息を切らしながら私たちをジロリと睨み付ける。

半袖から覗く丸太のようなゴツゴツした腕は、私達の動きを止めるには十分な威圧感だった。


「あっ、あの……」


「ったく! 毎日毎日変な男子学生ばっかり現れてきりがない! お前達来い!」


ため息を付いた男性教諭は、蘭先輩と滝口先輩の腕をガッチリと掴んだ。


「おい、俺のどこが変な男子学生なんだよ」


蘭先輩は納得がいかない様子で、掴まれた腕を思いっきり振り払う。


「金髪のヅラを被った普通の男子学生のどこが居る!」


正論を言い放つ男性教諭に、うっかり頷きそうになってしまった。

再び男性教諭が腕を掴むと、蘭先輩はそれを振り払う。そんな戦いがデッドヒートしていくと。