虹色研究部 - ニジケン -

「でも私が思うのはいいけど、先輩達のいい所を全く知らない人達に、あんな悪口を言われたら腹が立つんです!!」


きゅっと眉を寄せて、大きな声で思いをぶつけた。

すると國枝先輩は一瞬目を丸くして、クスッと笑う。


「自分はいいけど、他の人はダメか。乃季、まるでジャイアンだな」


「ひ、酷いです! でも確かに……」


「嘘、嬉しいよ。乃季がニジケンらしくなってきてくれて」


――んっ?


「ニジケンらしく?」


「うん。ニジケンらしく! だってジャイアンが実際に存在したら、確実にニジケン部員でしょ?」


「えっ。あの……」


感動的なシーンになるかと思いきや、話の方向がどんどんおかしくなっていく。