虹色研究部 - ニジケン -

「でも……」


「乃季」


國枝先輩の身体がふわりと離れる。

そして私の肩に手を置くと、そっと振り向かせた。


「乃季、ありがとう」


國枝先輩は目尻にしわを寄せて、とても嬉しそうに微笑んだ。


「……私も國枝先輩の事、変人だと思ってます」


「うん」


「ニジケンの皆も確かに変わり者で、協調性ないし、人を人だと思ってない所あるし。でも……」


「うん」


國枝先輩は何度も優しく頷いて、拙い私の言葉を聞いてくれる。