虹色研究部 - ニジケン -

「別に俺を悪く言うなら好きに言えばいいよ。俺だって心当たりは山ほどあるしね。

でも……」


もう一段階低くなった声に、全員の背筋が凍りつく様に伸びた。

目の前の二人の、生唾を飲む音がここまで聞こえてきそうだ。

そういう私の額にも、ジワッと冷や汗が滲む。


「こうやって隠れてニジケン部員においたする様じゃ、俺も見逃せない。

俺の大事な仲間を、俺の知らない所で傷付けるな」


國枝先輩の腕に力が込められる。

腕が熱い。思いが、痛い。


「す、すいませんでした!」

「今回だけは見逃して下さい!」


國枝先輩の気迫に完全に参った二人は、謝りながら逃げてしまった。