虹色研究部 - ニジケン -

「そうだよな。学校のたんこぶなんだから、大人しくしとけっつうの! 出来損ないのクセに國枝も星野も異常に運動神経いいしよぉ。野球部がニジケンに負けたら、また監督機嫌悪くなるよなぁ」


「事件しか起こさない、ゴミのクセに」


その言葉に、私の中の何かが音を立てて弾けた。


「ちょっと!!」


私は持っていたデジカメをギュッと握りしめて声を張る。


「な、何だよお前」


「……おいっ、田中! こいつニジケンの新入部員だぜ。今の聞かれてたんだよ」


私がニジケン部員だと知り、一人が急に慌て出す。


「先輩達の事、悪く言わないで下さい!!」


目を細めて強気に言うと、田中と呼ばれた生徒はなぜか私をジトッと見つめた後、急に踏ん反り返ってニヤリと笑った。