虹色研究部 - ニジケン -

「仕方ないな蘭。正々堂々と走ろうか」


「これ本来そういうイベントだぞ」


「負けない。蘭! 俺は負けないからな!」


ゴトッと重厚なライフル銃が地面に落ちる。

國枝先輩は、それを置いて先に入場門の方へ走っていってしまった。

特に走る事なく、蘭先輩もその後を追っている。


「蘭先輩!」


呼び止められた蘭先輩は、眩しい陽射しに目を細めながらゆっくりと振り返った。


「蘭先輩も國枝先輩も、二人とも応援してるんで頑張って下さい!!」


「まぁ、ボチボチ」


そんなそっけない返事を返すと、蘭先輩は再び歩き出した。

私も急いでリレーがよく見える特等席を探しに行く。