虹色研究部 - ニジケン -

私達が列に近づくと、生徒達が一斉にこっちを見た。


『ニジケンだ』
『ニジケンが来たぞ』
『部長の國枝だ』


口々にそんな言葉が飛び交っていた。


やっぱり、こんな日でも皆からこういう扱いされるんだ。


クラスの皆にも避けられて、練習にもほとんど混ぜてもらえなかったし、大丈夫かな私。

トミーが自主練に付き合ってくれたから、大体の流れは教えてもらったんだけど。


そんなトミーも、今日は居ない。


「おい」


しょぼんと下を向いて最後尾に並んだ私の肩を、誰かが叩いた。