虹色研究部 - ニジケン -

「確かに部長の言う通り、竹内さんのデータ取りが出来るいい機会ですね」


「デ、データ取りって」


「とにかく精一杯楽しもう! そして目一杯戦おう!」


國枝先輩が掲げた拳に、皆で拳を軽くぶつける。

一斉に部室を出て皆で校庭に向かった。


すると既に大半の生徒が集合していて、チーム別に整列し始めていた。

ブワッと舞う砂埃。
太陽が、砂や石を焼く匂い。


「――体育大会だ」


校庭に立つ沢山のテント、ペーパーフラワーで綺麗に飾られた入場門、体操服で並ぶ沢山の生徒達。


高校生になってもやっぱりこういう風景を見ると胸が高鳴り、何だかドキドキする。