かわいいあなたにマフラーを

「いいよ、大したことじゃないし。

それにしても、委員長って普段クールだけど、静谷さんのこととなると結構表情豊かだよね?

それに静谷さんも普段大人しいのに、委員長のこととなると頑張るよね!

これって愛だね、愛!」

ふふっと伝言をしてくれた女子生徒達は笑っている。
俺は恥ずかしくなって、秋穂の手を取って教室を出た。

メリークリスマス!
とか、
また来年ー!
とか、
冬休みも仲良くねー!
とか、
そんな声を背に、2人で歩く。

「照れちゃうね、何だか……」

頬を赤く染める彼女が、靴箱で靴を履き替えながら俺を見上げた。

可愛いな、もう。