かわいいあなたにマフラーを

「秋穂ちゃん! 律君にマフラー編んでるんだって?

昨日ね、たまたま律君に会ったんだけど、すっごく楽しみにしてるんだって!
覚えていてくれてるかな、ちゃんと作ってるかなって心配そうだったから、どうかなって思って!」

確認しに来たんだよ?
と、立花は笑った。

静谷は、うん、と頷いて微笑んだ。

「律君の誕生日までには、出来上がるよ!」

一緒にお誕生日会行こうね、と2人が笑いあったところで、俺は思わず立ち上がっていた。

「ちょ、笹野……」

緑木が驚いた顔をしているけど、気にしない。
ずかずかと、入口の2人の元へ向かう。

もう、どうにでもなれ!