かわいいあなたにマフラーを

「わ、わたしも……。
あの、その……。

笹野君が、好き」

え、今、なんて……?
ま、まさかの両想い?


「な、なぁ、静谷……。
本当……?」

「ん……」

好きだよ、ずっと前から……。
小さく小さくそう言って、静谷は俺のブレザーから手を離した。

顔を両手で覆って、赤い頬を恥ずかしそうに抑えた。

そんな言葉の一つ一つが、仕草の一つ一つが、俺の鼓動をますます高鳴らせる。

か、可愛い……。

「静谷、俺と、付き合ってくれる……?」

「うん……。
笹野君の、彼女に、して欲しいです……」

「ありがとう……!」

俺は嬉しすぎて、彼女の頬に当てられた両手をとって、握った。