ザワザワ

体育館の前には、今日の鬼ごっこを何とか逃げ延びたらしい生徒達が集まって来ていた。

「半分位は残ってるかな?」

ざっと、辺りを見回して私は言った。

朝、入学式で見た数は確か百人前後だった。

うぉっふぉん!

私達が話ていると、突然奇怪な音が響き、全員がそちらを見た。