「繋がってない…」


そう、黒電話はコ―ドが何処にも繋がっていなかった。
コンセントもない。

そして、少し離れた所には黒電話よりも新しい電話が壁に取り付けてあった。


「なんだよそれ…」

瞬一が壁と黒電話を見てかすれた声で言った。